働きながらできる介護福祉士国家試験対策おすすめ勉強方法!過去問を使って学習するポイントを解説!介護福祉士国家試験を受験し一発合格した現役介護福祉士の体験談
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わたしは、介護職6年目の特別養護老人ホームで働く50代半ばの介護士です
48歳で金融系フリーランスという異業種から、未経験・無資格で介護職に転職しました
なぜ介護職を選んだかという理由のひとつに、アラフィフの今からでも資格取得しキャリアアップして行ける仕事だったことがあります
介護福祉士資格を取得することで、資格手当ももらえますので年収アップ、正職員ではない雇用形態の場合は、正職員への任用替えも期待できます
職場から介護福祉士資格を取得するようにと言われている介護士さんも多いのではないでしょうか
とはいえ、介護職の仕事は体力が必要ですので、仕事をしながらの受験勉強は想像以上に大変でした
大変だからこそ一発合格したい!こんな大変な思いを来年もするのはもういやだ!今回で終わらせる!と決意し、試験勉強に取り組みました
今回は、わたしが試験に一度で合格はしたものの、この覚え方・理解の仕方がまずかった!失敗して気付いたこうすれば良かったという勉強方法も含め、働きながら限られた時間で効率良く勉強できるおすすめ方法についてまとめてみました
来年度の介護福祉士国家試験を受験される介護士さんにはもちろん、今後働きながら介護福祉士資格取得したい!介護福祉士国家試験の試験勉強をしたい介護士さんの参考になればと思います!
未経験・無資格から介護福祉士資格を取得するための方法、受験資格を得るため必須の実務者研修を働きながら受講するコツ、使える貸付金・給付金制度、試験日前日と当日のおすすめ過ごし方についてはこちらにまとめています
働きながらできる!介護福祉士国家試験の試験対策勉強方法!
わたしの令和3年度第34回の介護福祉士国家試験を受験しました
一度の受験で合格したものの、試験問題をしっかり理解して解けた問題は半分くらいで、残りははずかしながら感に頼りました
自分の試験勉強を振り返って、上手く勉強できたこと、ここを失敗した!と反省した勉強法も含めてまとめてみました
試験対策は過去問を中心に勉強した
介護福祉士国家試験の試験対策のために、たくさんの書籍が販売されています
過去問題集やワークブック、学習テキストなどいろいろあります
いろいろな勉強方法した方が知識も身に付き、学習の理解も深まると思います
しかし!働きながらの試験勉強ですから、できるだけ短時間でポイントをしぼって勉強したいですよね
ここで、ワークブックもテキストも過去問題集も!と購入してしまうと、どれもが中途半端になってしまい合格しようと思って取り組んだのに効率良く学習できないことがあります
ですので、ワークブックやテキストは使わずに、直近3年分の過去問題と詳しい解説の記載がある過去問題集を購入しました
詳しい解説の記載がある!というところがポイントです
おすすめの過去問題集とすきま勉強のためのポケットブック
購入する過去問題集は、中央法規のものがおすすめです。
解説が丁寧で分かりやすいため、全く分からない初心者でも、繰り返し問題を解き解説を見て学ぶことで確実に試験対策できます
また、正しい解答のここが正しいという部分だけでなく、他の間違っている解答のどこが間違っているのかが記載されているので正しい理由と間違っている理由の両方が同時に学習できます
本を買わないわたしにとってはけっこうな出費でしたが、最新の過去問題集を購入することが大切だと思いました
メルカリなどで古い過去問題集を買わず、大体5月に最新版が発売されるので、ここはけちらず購入することをおすすめします
もうひとつすきま時間に勉強するのにおすすめなのが、1問1答ポケットブックです
学生の頃に良く使った赤い透明シートが入っていて、赤いシートで問題をかくしながら解いて、シートをずらして回答を確認し、それを繰り返すことで学習できます
過去問アプリも便利なのですが、ポケットブックだと解答のすぐ横に解説が書かれているので使いやすかったです。購入するのは、過去問題集と1問1答ポケットブックの2冊で十分です
いろいろな問題集やテキストを購入するより、直近3年の過去問にしぼってしっかり学ぶ方が効率も良く確実です
過去問題集を使った学習の仕方が重要だった
過去問を買って、さあ解いてみましょう!とページを開いたところで、はっ?何これ!全然分からん!となりました
現場で3年かかって身に付けた知識だけでは、残念ながら介護福祉士国家試験に合格することはできないという当たり前のことに気付きショックを受けました
そこからはと1問解いては間違え、どこが間違っているのか解説を読んで学ぶことを繰り返しました
そして、直近3年分の過去問が何とか解けるようになったところで、一問一答ポケットブックや過去問アプリを使い、ひたすら直近7年分くらいの過去問を解き続けました
介護福祉士国家試験の受験1月前には、直近7年分の過去問が完璧に解けるくらいまで繰り返し対策しました
しかしがっくり!第34回介護福祉士国家試験を受けて感じたこと
直近7年分くらいの過去問はすべて解けるくらいまで勉強して試験を受けましたが・・・・
試験問題を見て、はっ?こんな言葉聞いたことないし!えっ?全然分からん!過去問役に立ってない!と、はじめて聞く言葉がかなり有りあわててしまいました
試験問題が分からなさ過ぎて、過去問は全然役に立たなかったと試験問題を解きながらずっと思いました
答えが5択の問題なのですが、消去法で2つまでは絞れるけど2つはどちらも正しそう、2つのうちどちらを選べばよいか分からない、5つ全部違うような気がするという問題も多かったです
結果的には合格しましたが、ほぼ感で回答した問題がいくつもありました
過去問は役に立たないと思ったが・・・
試験が終わったあと職場で、次の年度の介護福祉士国家試験を受ける後輩職員から、試験どうでした?と聞かれて、過去問だけじゃ難しいと思うよという話をしました
その時後輩から「じゃあ、どうやって勉強するのがいいですか?」と聞かれ、そこで答えに詰まりました
そうだよね、実際過去問以外の勉強法ないよねと気付き、自分のどこがいけなかったかを振り返りました
わたしは問題と答えを丸暗記してしまっていた
わたしは、記憶力はそこそこ良い方です。しかし、過去問を使った試験勉強で間違った記憶の仕方をしていました
何度も繰り返し過去問を解く段階になると問題の順番や解答の順番を覚えてしまい、問題を解きながら次の問題は2番が答えなどと、
何で2番なのかも理解していない状態で、ただただ問題文と答えを順番に丸暗記していました
そこが間違っていたのですが、意識しないと丸暗記してしまう可能性は高いと思います
これから試験勉強をする方!過去問を使った学習の仕方が重要!
試験問題は、過去問と問題のかたちこそ違いますが、過去問を解いて解答のどこが正しいのか理解しておくことが重要だと思いました
もちろんはじめて聞く言葉が登場し、全く意味が分からない問題もけっこうあります
ですが、なぜこの回答が正しいのか、なぜこの回答が間違っているのかを理解しておくことで正しい答えを導き出せる確率が高まります
わたしのように、問題文と解答をセットで覚えてしまわないよう気を付けましょう!
この2点がクリアできれば、合格に必要な点数は確実に取れると思います!
働きながら具体的にどうやって試験勉強をしたか
働きながらの受験で大変だったのが、働きながら試験勉強の時間を作って、実際に試験勉強をすることでした
休日だけでなく、わたしは夜勤勤務をしていたので、夜勤勤務のすき間時間でも試験勉強をしました
はじめの全く分からない状態から過去問を解きながら解説を見て学ぶ段階は、家で休みの日にがんばる方が効率も良く落ち着いて学習できるのですが、
過去問をひたすら解く段階では、夜勤勤務のすき間時間も使いました
夜勤勤務は日によって忙しいことがあるため、勉強できなかった日も多かったのですが、夜勤勤務の合間の時間も試験勉強中は活用しました
試験勉強はどのくらいからスタートすると良いか
1月末が試験だったので、わたしの場合は前年の10月から試験勉強スタートしました
10月に3日、11月に1日、実務者研修のスクーリングの残りの予定があったので、スクーリングに行く日は無理せず、スクーリングに行かない休みの日にはがんばって試験勉強をはじめました
人にもよると思いますが、わたしはあまり早くやり始めると覚えたことを忘れてしまったり、途中に中だるみでさぼったりしてしまうタイプです
10月と11月で、全く解けない過去問を解説を読みながら学び、12月と1月くらいで過去問をひたすら解く段階にうつりました
時間配分としては、間に合わずにあわてることもなく、ちょうど良かったです
働きながらの試験勉強は大変だった!大変だったからこそ今年で終わらせたいと思った!
働きながらの試験勉強は、やはり大変でした
わたしの場合、世話をする家族はいなかったので良かったものの、自分の洗濯やごはん作りなどをする必要はあったため、それプラス試験勉強でゆっくりする間もありませんでした
試験勉強が大変だったからこそ、もうこんな休みの日に勉強したくない!とがんばり、何とか一度で合格しました!
実際の介護福祉士国家試験の試験問題について
介護福祉士国家試験では、それまでの勉強でどのくらい学べているかはもちろん重要ですが、試験問題の解き方、1問にかけられる時間、問題を読んでみて解答が分からない、解答に悩む問題をどうするかも重要になります
実際の試験問題は全部で125問、単純計算すると1問を約1分46秒程度で解答して行く必要がある
実際の試験問題は全部で125問で午前と午後に分かれていますが、試験時間を試験問題数で割って計算すると、一問あたり約1分46秒で問いて行く必要があります
【試験時間】
- 午前の試験
- 試験開始:10:00
- 試験終了:11:40
- 試験時間:100分
- 午後の試験
- 試験開始:13:35
- 試験終了:15:35
- 試験時間:120分
試験問題数は、午前63問・午後62問の計125問でした
介護福祉士国家試験の問題は、過去問を見ても分かるのですが、○○さんは○○で○○に困っていますなど、問題自体を読んで理解するのに時間がかかります
問題を読んで理解するのに1分かかるとしたら、46秒で解答しないと間に合わなくなる計算です
問題文の短い問題をできるだけ早く解いて、問題文が長く理解するのに時間がかかる問題に時間を使えるようにしたり、考えても分からない問題は、マークシートにチェックを入れて(これをしないと解答がずれて大失敗する)次の問題に取り掛かるようにすると良いです
分からない問題に時間をかけ過ぎて、本来であれば解ける問題を解く時間がなくなると合格の確率が低くなるので気を付けたいところです
働きながら介護福祉士国家試験合格する勉強法まとめ!
働きながらの試験勉強は大変です
特に仕事の休みの日に、実務者研修のスクーリングにも通う必要のある期間は尚更大変になります
わたしが受講した実務者研修のスクーリングは、朝9時~午後17時までとけっこう長時間でした
講座の中には、受講期間の最後の2か月がスクーリング期間で、月に4~5日通う必要のある講座もあります
働きながらの試験勉強は、できるだけ的をしぼって効率良く進めましょう
わたしは、7年分の過去問が解けるようになるまで、繰り返し解いて学習しましたが、そもそも覚え方が間違っていたので、実際に試験の時かなり苦労しました
直近3年分の過去問を繰り返し解いて「なぜこの答えが正しいのか」「なぜこの答えが間違っているのか」を理解できるまで学ぶことが大切です
と言いますか、これが出来ていればほぼ合格できます
とはいえ、簡単ではないと思いますので、直近3年分の過去問に絞って学習されることをおすすめします
働きながらの試験勉強は大変だからこそ、一度で合格を目指したいですね!
介護福祉士資格を取得して、職場にも登録証などの書類を提出したのに何も変わらない、資格手当が数千円ついただけなどの場合は転職を検討して見ると良いかもしれません
介護福祉士資格を取得していれば、もっと良い待遇の施設・事業所で働ける可能性があります
介護職の転職には、介護職転職に特化した転職エージェントを利用することがおすすめです!
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